九州旅行記 肆 [旅行]
【天岩戸】 素盞鳴尊(スサノオノミコト)は、田の畔を壊して溝を埋めたり、御殿にクソを撒き散らしたりの乱暴を働いた。 しかし、天照大神(アマテラスオオミカミ)が機屋で神に奉げる衣を織っていた時、スサノオは機屋の屋根に穴を開けて、そこから皮を剥いだ馬を落とし入れ、天の服織女が驚いて梭(ひ)で陰部を刺して死んでしまった。 最初は弟を庇っていたアマテラスも、度重なるスサノオの行動に怒り、天岩戸に引き篭ってしまった。 高天原も葦原中国も闇となり、様々な禍(まが)が発生した。 そこで、八百万(やおよろず)の神が天の安河(あまのやすがわら)の川原に集まり、どうすれば良いか相談をした。 相談の結果、 天細女命(アメノウズメ)が天岩戸の前で半裸で踊り、何事かと岩戸を開けたとき、力自慢の手力雄命(タヂカラオノミコト)が 岩戸をこじ開けて天照大神(アマテラスオオミカミ)を外に出し、入り口を塞いでいた岩の戸を手力雄命(タヂカラオノミコト)が 投げ飛ばしました。 そうすると天界と地上界は元のように明るくなった。 八百万の神は相談し、スサノオに罪を償うためのたくさんの品物を科し、髭と手足の爪を切って高天原から追放した。 この投げ飛ばされた岩戸は、信州の戸隠まで飛んでいった。(「戸隠」の地名の元) |
そんな天岩戸(あまのいわと)が御神域である天岩戸神社へ。
社務所へお願いすれば、御神域を見ることが出来るとのことだったので、見せて頂くことに。(無料)
御祓いをして頂いた後、20分ほど案内をして頂く。
こちらの社は西本宮(オオヒルメノムチ=天照大神の別名)で、天岩戸が御神体であるため本殿はない。
岩戸川を挟んだ反対側に天照大神を祭る東本宮がある。
西本宮の裏手から、八百万(やおよろず)の神が相談したという天の安河へ行くことが出来る。
などの説明を受けた後、川の反対側から、天岩戸を見せて頂く。(御神域のため、当然、写真撮影は禁止。)
現在では、天岩戸は崩れてしまっているのだそう。
西本宮の後は、やはり天の安河原(あまのやすかわら)へ。
10分弱ほど歩く。
「仰慕窟」(ぎょうぼがいわや)には、思兼神(オモイカネ)を主祭神として八百萬神が祀られている。
石を積むと、「何でも願い事が叶う」ということだそう。
まあ、八百万の神様がいらっしゃる訳で。
それにしても、独特な雰囲気だ。
それにしても、暑い。
いい加減、歩くのも疲れた。
ホントにもう汗だくだ。
でも、次にいつ来れるか分からないから、東本宮も見ておくか。
って、また階段かよ…
この日は、次の日に朝から「やまなみハイウェイ」に行きたかったので、大分県へ行き、由布院温泉へ。
いい加減疲れて眠いところに、途中から雨まで降ってくる。
しかも、高千穂から携帯で予約した宿が見つからずに、車で1時間ほど彷徨う。
ナビで住所や電話番号を入れるも見つからない。
結局、バス会社の駐車場に停まって、運転手さんに教えてもらい、何とか辿りつく。
そんな訳で、宿に着くなり、直ぐ風呂を。
やっぱ温泉は良いなあ。
そして、風呂上りの後にビールを2本ほど。
地鶏の蒸し焼きがとても美味かった。
女将さん曰く、台風の影響で、予約客がみんなキャンセルしてしまったとのことで、宿泊客は私のみ。
今回は、台風の影響が良い方向に転んだらしい。
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湯布院に泊まったんですね。。。
いいな…
by ramble (2008-10-06 04:32)
由布院の旅館がたまたま、しかも結構安く泊れたんでよかったです。
by dr_strangelove (2008-10-06 11:23)