自転車で２。（瀬戸内の旅５） [旅行]
もうすっかりへろへろモードだったが、ようやく伯方（はかた）島に突入。
道の駅があったんで休憩。
12時を回っていたんで、とりあえず何か腹に入れておくことに。
「伯方の塩」で有名な島なので、食堂のメニューには「伯方の塩ラーメン」があったので注文する。
建物の外のテラスで放心気味に煙草を吸っていると、元気さに満ち溢れた家族連れが自転車で到着する。
辛うじて残っていた意地を胸に、自転車にまたがる。
しばらく進むと、上り坂になり、造船所が見える。
この島にも４箇所の造船所があるようだ。
道の駅周辺は砂浜が整備してあって小奇麗な感じになっていたけども、家並みと大きな船とが同居してる光景のほうが個人的にはどうしても面白く感じられる。
伯方島は、大嶋の半分の５キロほどで終了し、大三島橋へ。
延長が300mちょっとのため、地味な橋。
料金所。
近づくと音声が流れる仕組み。
サンライズ糸山とかではチケットを販売しているが、今回はどこで自転車を乗り捨てるか分からなかったので買わなかった。
そういう人は、あらかじめ小銭を多く持っておいたほうがよいと思う。
大三島（おおみしま）では、お尻や股が痛くて、もう平らなところでも自転車を漕ぐのがツラい。
地元の子供達に次々と抜かされ、抜かされる時に「こんにちは。」と大きな声で爽やかに挨拶される。
頑張らねばとは思うのだが、すっかりガス欠状態。
背中のリュックがエラく重く感じられる。
多々羅大橋（たたらおおはし）が見えてきた。
あの橋を渡り、生口島（いくちじま）に入れば、いよいよ愛媛県を抜けて広島県に入ることになる。
が、だ。
道の駅「多々羅しまなみ公園」と西瀬戸自動車道（しまなみ海道） 大三島ICの交差する辺りにバス停があって、ふと覗いたのが運のツキだった。
大山祇神社行きのバスがあと２分後に来る。
ここから神社までは、まだ片道８キロ＝往復16キロくらいはある。
心が折れてしまい、バス待合室の脇に自転車を停めて、バスに乗り込んだ。
大山祇（おおやまずみ）神社は行きたかった場所。
私の家の方にある三嶋大社と同様に大山祇神を祭り、日本最古のものといわれる樹齢2,600年の楠もある、本州、四国、九州を鎮守する日本総鎮守の神として崇拝されてきた神社である。
が、私が特に見たかったのは、全国の国宝・重要文化財の指定を受けた武具甲冑類の8割が保存展示されている国宝館と紫陽殿である。
国宝となっているものだけでも。
他にも大内義隆、木曽義仲、和田義盛、源（鎮西八郎）為朝、平重盛、山中鹿之助…と名だたる奉納者が名を連ねていた。
胴丸で、胸の部分が妙に膨らんで、腰の辺りが絞られていたものがあったんで、もしかしたら女性もの？と思ったら、やはり鶴姫のものだった。
色々と目の保養になった。
特に、義経の鎧なんかは、確かに国宝と思わせるものだった。
残念ながら館内は写真撮影は禁止だが、こちらに河野通信と義経の鎧、護良親王の太刀、鶴姫の胴丸の写真が掲載されている。
再び大三島のバス停まで戻るが、もう自転車を見るのもイヤな感じだったのでw、道の駅で自転車を返す。
当初の計画通りといえば、そういうことにはなるのかなあ…
結局自転車には5時間ちょっと、30キロ少々乗っていたことになる。
そのうち、何らかの形でリベンジしよう。
大三島バス停から福山行きの高速バスに乗り、因島大橋で尾道行きの路線バスに乗り換え、5時半頃に尾道駅へ到着。
目の前は海だ。
そして対岸の向島（むかいしま）には、やはり造船所が。
宿に着いて、居酒屋に行くものの、前日の夕飯が夕飯だっただけに、どうにも味気ない。
早々に退散し、一応尾道ラーメンを食べて、即寝。
やはり相当疲れていたらしい。
【関連記事】
自動車で。（瀬戸内の旅１） <静岡～松山編>
路面電車で。（瀬戸内の旅２） <松山編その１>
路面電車で２。（瀬戸内の旅３） <松山編その２>
自転車で。（瀬戸内の旅４） <しまなみ海道編その１>
自転車で２。（瀬戸内の旅５） <しまなみ海道編その２>
道の駅があったんで休憩。
12時を回っていたんで、とりあえず何か腹に入れておくことに。
「伯方の塩」で有名な島なので、食堂のメニューには「伯方の塩ラーメン」があったので注文する。
建物の外のテラスで放心気味に煙草を吸っていると、元気さに満ち溢れた家族連れが自転車で到着する。
辛うじて残っていた意地を胸に、自転車にまたがる。
しばらく進むと、上り坂になり、造船所が見える。
この島にも４箇所の造船所があるようだ。
道の駅周辺は砂浜が整備してあって小奇麗な感じになっていたけども、家並みと大きな船とが同居してる光景のほうが個人的にはどうしても面白く感じられる。
伯方島は、大嶋の半分の５キロほどで終了し、大三島橋へ。
延長が300mちょっとのため、地味な橋。
料金所。
近づくと音声が流れる仕組み。
サンライズ糸山とかではチケットを販売しているが、今回はどこで自転車を乗り捨てるか分からなかったので買わなかった。
そういう人は、あらかじめ小銭を多く持っておいたほうがよいと思う。
大三島（おおみしま）では、お尻や股が痛くて、もう平らなところでも自転車を漕ぐのがツラい。
地元の子供達に次々と抜かされ、抜かされる時に「こんにちは。」と大きな声で爽やかに挨拶される。
頑張らねばとは思うのだが、すっかりガス欠状態。
背中のリュックがエラく重く感じられる。
多々羅大橋（たたらおおはし）が見えてきた。
あの橋を渡り、生口島（いくちじま）に入れば、いよいよ愛媛県を抜けて広島県に入ることになる。
が、だ。
道の駅「多々羅しまなみ公園」と西瀬戸自動車道（しまなみ海道） 大三島ICの交差する辺りにバス停があって、ふと覗いたのが運のツキだった。
大山祇神社行きのバスがあと２分後に来る。
ここから神社までは、まだ片道８キロ＝往復16キロくらいはある。
心が折れてしまい、バス待合室の脇に自転車を停めて、バスに乗り込んだ。
大山祇（おおやまずみ）神社は行きたかった場所。
私の家の方にある三嶋大社と同様に大山祇神を祭り、日本最古のものといわれる樹齢2,600年の楠もある、本州、四国、九州を鎮守する日本総鎮守の神として崇拝されてきた神社である。
が、私が特に見たかったのは、全国の国宝・重要文化財の指定を受けた武具甲冑類の8割が保存展示されている国宝館と紫陽殿である。
国宝となっているものだけでも。
沢潟威鎧・兜・大袖付（越智押領使好方奉納 平安初期、日本最古の鎧）
紺絲威鎧兜大袖付（河野通信奉納）
赤絲威鎧大袖付（源義経奉納）
紫綾威鎧大袖付（源頼朝奉納）
禽獣葡萄鏡（斎明天皇奉納）
牡丹唐草文兵庫鎖太刀拵（護良親王奉納）
大太刀拵付 豊後友行（大森彦七奉納）（楠木正成の首をはねた武将）
大太刀 銘千手院長吉（後村上天皇御奉納）
他にも大内義隆、木曽義仲、和田義盛、源（鎮西八郎）為朝、平重盛、山中鹿之助…と名だたる奉納者が名を連ねていた。
胴丸で、胸の部分が妙に膨らんで、腰の辺りが絞られていたものがあったんで、もしかしたら女性もの？と思ったら、やはり鶴姫のものだった。
色々と目の保養になった。
特に、義経の鎧なんかは、確かに国宝と思わせるものだった。
残念ながら館内は写真撮影は禁止だが、こちらに河野通信と義経の鎧、護良親王の太刀、鶴姫の胴丸の写真が掲載されている。
再び大三島のバス停まで戻るが、もう自転車を見るのもイヤな感じだったのでw、道の駅で自転車を返す。
当初の計画通りといえば、そういうことにはなるのかなあ…
結局自転車には5時間ちょっと、30キロ少々乗っていたことになる。
そのうち、何らかの形でリベンジしよう。
大三島バス停から福山行きの高速バスに乗り、因島大橋で尾道行きの路線バスに乗り換え、5時半頃に尾道駅へ到着。
目の前は海だ。
そして対岸の向島（むかいしま）には、やはり造船所が。
宿に着いて、居酒屋に行くものの、前日の夕飯が夕飯だっただけに、どうにも味気ない。
早々に退散し、一応尾道ラーメンを食べて、即寝。
やはり相当疲れていたらしい。
（続く）
【関連記事】
自動車で。（瀬戸内の旅１） <静岡～松山編>
路面電車で。（瀬戸内の旅２） <松山編その１>
路面電車で２。（瀬戸内の旅３） <松山編その２>
自転車で。（瀬戸内の旅４） <しまなみ海道編その１>
自転車で２。（瀬戸内の旅５） <しまなみ海道編その２>
高校時代は、海風で立ちこぎしないと進まないような区間も含め、１０キロを２５分で通ってました。毎日２０キロ。
家族には（スピードスケートの）清水選手と呼ばれていましたよ…。
by 甘木 (2009-03-16 23:20)
10キロをそのタイムで…ってのは、なかなか凄いですねー
私も山にある高校へ、自転車でそれなりのスピードで通ってたんですが、ある日の帰り道に猛スピードで坂を下っていたら、突然ライトが外れてタイヤに食い込み、急ブレーキがかかった状態になって体が飛ばされた挙句に、腕の骨にヒビが入るわ、前歯２本が差し歯になるわっちゅう…
それにしても、今回体力が落ちたのを激しく痛感中(ﾉ_-｡)
by dr_strangelove (2009-03-17 12:54)