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Altamont,1969 [音楽]

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M・ジャガー、嵐のおかげで暗殺まぬがれる=英報道(Yahoo! JAPAN  ニュース)

ローリング・ストーンズのミック・ジャガーが、40年前にヘルス・エンジェルス から暗殺を企てられていたが、暗殺者を乗せたボートが嵐で転覆したため難を逃れていたことを、FBI捜査官が明かしたとのこと。

40年前っていうと、やっぱ「オルタモントの悲劇」が理由ってことっすかね…1969年の8月に、「ウッドストック」が行われ、同じ年に全米ツアーを行っていたストーンズは、このツアーの模様を映画に撮影していて、その締めくくりに、12月にサンフランシスコ郊外のオルタモント・スピードウェイでフリー・コンサートを行った。

ただ、会場が正式に決まったのは開催の2日前で、会場設営などに残された準備期間はたった1日のみ。
こうした準備不足のため、会場警備にヘルス・エンジェルスを500ドル相当のビールで雇った。

夜を徹し会場が設営される中、コンサート当日の朝10時には30万人もの群集が会場を埋め尽くす。(最終的には、50万人?)
しかし、12月の寒さと、会場設営の遅れで、飲食物やトイレが十分に確保できないばかりか、コンサート自体もなかなか始めることができない。
そして、クスリでラリパッパの観衆。元々雰囲気は悪かったようだ。

クスリでイカれた観衆がステージに押しかけ、それに対してヘルス・エンジェルスが暴力で応酬する。
ジェファーソン・エアプレインの演奏中には、暴力沙汰を止めようとしたヴォーカルのマーティ・ベイリンが、逆にヘルス・エンジェルスに叩きのめされる始末…

ストーンズも、ヘリコプターで会場入りした際に、観客の一人からミックが殴られるという、最悪の雰囲気になっていた。

そして、予定時間より、かなり遅れて、ストーンズが登場。

7曲目の"Under My Thumb"の時に、事件は起きた。
観客の一人、メレディス・ハンターという黒人がステージに銃を向けた(真実は不明。)ということで、ヘルス・エンジェルスのメンバーがメレディスをナイフで背中を刺し、袋叩きにし、彼を殺してしまう。(銃を向けたことへの正当防衛ということで、ヘルス・エンジェルスは無実になったそうだ。)


       (この映像の3分過ぎ辺り)

結局、このコンサートでは、メレディスを含め、4人が死亡。
こうして、「愛と平和」の60年代末は幕を閉じた…

結局、このコンサートを含めた全米ツアーは、映画「ギミー・シェルター」として公開され、この「オルタモントの悲劇」は、きしくも、この映画のハイライトとなっている。

って、やっぱ、ストーンズが、なんちゃって「愛と平和」のポーズを(表面上)取ろうとしたこと、そのこと自体に、そもそもの無理があった気はするよね…(^.^;


ギミー・シェルター

ギミー・シェルター

  • 出版社/メーカー: ポリドール
  • メディア: DVD


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