九州旅行記 壱 [旅行]
かねてから粛々と進められてきた私の日本征服計画wだが、昨年に四国へ行ったことで、残るところ九州のみとなっていた。(四国へ行った際の話はこちら)
「九州」と呼ばれる島へは、20年以上も前に一度だけ足を踏み入れたことがある。
といっても、新幹線で小倉まで来た後、直ぐに下関まで戻り、そのままフェリーで韓国へ渡ってしまった(私の初めての海外旅行は船だった。)ので、正味20分程度の滞在であった。
これでは、九州へ行ったと言えるようなものではない。
5連休が取れたし、格安の飛行機、ホテル一泊分&レンタカーのセットが見つかったので、折角だからこの機会に九州へ行ってみることにした。
(と言っても、薩摩と大隈と豊前を除く「六州」しか行けなかったのだが。)
出発の1週間前に予約を済ませ代金を振り込んだものの、その後に台風13号が近づいていることが判明。
19日昼の出発だったため不安になり、慌てて契約書等を再度読み直す。
結局、台風は、大阪辺りの上空ですれ違った。
ある程度は揺れたけれども、飛行機嫌いの私でも我慢できるレベルだった。
2時過ぎに福岡空港へ到着。
こちらは既に晴れている。
ナビ付きのレンタカーに乗り、国道3号を南下して大宰府天満宮へ。
神社の脇で、久々に猿回しを見る。
ウチのほうの神社でも、昔はお祭の時になると「ヘビ女」とか怪しげな小屋が出てたのを思い出す。
"DAIDOUGEI"って感じよりも、怪しげなモノが混じってるほうが個人的には好み。
とりあえず、嬉しかったので投げ銭を入れてあげると、他の人も釣られて入れていた。
天満宮の側にある九州国立博物館にも寄ってみたかったが今回はパスし、再び国道3号を南下して久留米へ差し掛かる。
折角なので、九州とんこつラーメンの発祥の店と言われる南京千両の五差路店へ。
とんこつラーメンというと、ストレートな麺ってイメージだけど、ここの店は縮れ麺。
そして、強烈な豚骨って臭い。
だけども、味はあっさりしてて悪くない。
久留米からは、九州自動車道に乗って熊本へ。
8時前に、水前寺公園側のホテルにチェックイン。
と同時に、近くの居酒屋「ぐらんぱだんらん亭」へ。
まずはビールを。
そして、地酒の「無名酒」と、熊本といったら、やっぱ「馬刺し」っしょ。
ちなみに、真ん中の白いヤツは、「コウネ」というタテガミの部分の肉である。
普通の肉に乗せて、玉ネギと巻いて食べると、トロのようで美味しいと店の奥さんが教えてくれる。
確かに(^^)
去年、青森で食べた五戸の馬刺しもそうだったけども、ここも、甘めのタレに漬けて食べる。
個人的にも、ニンニク醤油で食べるより、こちらの方が好み。
隣のテーブルに座っていた、以前この店でバイトしていたという大学生風のお兄さんが、熊本の酒情報を色々と教えてくれる。
そして、店のメニューには載っていない、お兄さんお勧めの「三千盛」というお酒を頂く。
こちらもよろし。
お勘定の際に、店の奥さんに「どこから来たの?」と尋ねられ、「静岡から」と答えると、お代金の端数をおまけしてもらい、飴も頂く。
些細なことかもしれないけど、こういうのはどっか嬉しいし、熊本の街の想い出も良いものになったりする。
冷酒のお陰で、かなりヘロヘロになりつつも、市電で熊本城方面へ。
何とか熊本城周辺をブラブラと。
この長烏帽子の兜は…やはり清正公。
ちなみに、それまで「隈本」と呼ばれていたこの街を、「熊本」に改めたのも清正公である。
流石に、この時間では天守方面には入れず。
繁華街で熊本ラーメンを食べ、結局、最終の市電でホテルに戻る。
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