九州旅行記 陸 [旅行]
眼鏡橋へ行った後は再び駐車場へ戻り、ホテルへのチェックインまでの間、車で移動することに。
とりあえず、亀山社中(日本最初の株式会社とも言われる貿易結社。海援隊の前身)の跡地に行ってみることにした。
去年のこの時期に高知へ行って、龍馬関連の地をいくつか廻っていたこともあり、まあ、行きがかり上やむを得ないところか。
カーナビに、「亀山社中」とセット。
文明の利器は偉大である。
たいして時間もかからずに、セットされた場所に到着。
近くの有料駐車場に車を停める。
公園と、渋めの料亭が近くにある。
電柱の地番を示す看板には、「丸山町」と書かれている。
確か、丸山町って昔、遊郭があったとこだよなあ。
こんな花街に、龍馬は会社を作ったのかよ。しょうがねえなあ…
などと、呑気に思っていた。
しかし、どうにもおかしい。
公園にあった周辺案内図にも、亀山社中は載っていない。
やむを得ない。
実に間抜けな言葉だとは思うのだが、公園の側の交番で、「今、どこに居るのか」を尋ねる。
持っていたガイドブックに、現在地を示してもらったが、目的地と全く離れた場所だった。
何故こんなことに…
何気なく交番の脇に目を遣る。
と、そこには…
「スナック『亀山社中』」の看板があった(ノ_-。)
糞ナビが。
駐車場代返しやがれっちゅうの。
(ナビは当然、店だという表示はしてたのだろうが)
とんだロスタイムである。
気を取り直して、ナビに住所をセットする。
ふっ…
すっかり機械に支配されちまったぜ。
(ちなみに、私はナビを持っていない。操作するのも、去年四国に行った時以来、2度目である。)
今度は、細い坂道をくねくねと延々上がって行く。
ナビが指し示した場所の先には、「龍馬通り」と書かれた石柱が立っていた。
近くの有料駐車場に車を停め(こんな坂の上にもしっかり有料駐車場はあった。)、地元の方が作られたと思しき、手作り感満載の看板に従って坂道を下っていく。
途中にあった、「龍馬のブーツ」像。
以前は入れたようだが、現在では「亀山社中」跡へは入れなかった。
今度は坂を上っていく。
結局、今日もよく歩いている。
地元の有志の方がやっていらっしゃると思われる、亀山社中資料展示場へ。
行き方は、この「山下さんの手書き地図」を見てくれ。(こういう感覚は、個人的なツボだ。)
展示物を見終わり、展示場を出た後で気が付いたのだけども、閉館時間を1時間過ぎた後だった。(15時まで)
非常に申し訳ございませんでした。
何か特別なものがあるというところではないのかもしれないけれども、路面電車に乗ってるだけでは分からない、長崎が「坂の街」だということが、とても良く分かる場所。
落ち着いていて、個人的には好み。
しかし、こんな坂の上と、街中を、龍馬はいつも往復してたのだなあ…
更に足を伸ばして展望台へ。
途中、ややヘバって一休みしていたら、隣の畑に居たお婆さんに「どこへ行くのかね?」「大丈夫かね?」というニュアンスの言葉を地元の言葉でかけられる。
もうちょっと頑張って歩いてみよう。
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長崎はいいところだね。
修学旅行での行き先の1つが平戸だったのだけど、
もっとゆっくり見れたら…と思った記憶が。
時間にゆとりのある、オトナ旅はいいですなあ。。。
by チビッコ (2008-10-04 10:14)
ホント、いいとこだった。
もう少し時間があれば…
最初、ゆっくりしすぎた付けが後に回ってしまったりしたのだ。
やっぱ、九州は、日数欲しいなと。
つうか、学生のうちに行っとけよっていう…
by dr_strangelove (2008-10-04 21:50)