九州旅行記 拾壱

結局、熊本城を見終わって車に乗り込んだ時には、2時近くになっていた。

前にも書いたけど、夜の8時には福岡で車を返す約束になっている。
正解は、このまま高速に乗って福岡にそのまま行き、余った時間で市内をブラブラしていることだ。
たぶんそうなのだろう。
しかし、せっかく熊本に来たのならば、天草にも行っておきたい。そして、雲仙にも。
あと6時間くらいあれば、なんとかなるでしょ。
今までも何とかなってきたし(^^)

とりあえず、天草に向かってみることに。


とりあえず、いくつかルートはあるけども、国道57号で三角まで→国道324号で鬼池港→フェリーで島原へと行ってみる。

宇土を過ぎると、右手に島原湾を見ながらひたすら走っていく。
とても長閑なところ。



三角を過ぎて、最初の天門橋（一号橋）を渡る。



その後も、天草５橋を渡っていく。
両側に、無数の島々があって、悪くない。というか、かなり良い。

しかし、そろそろ時間が気になり出した。
そう、ゆっくりも出来ずに、車で素通り。
旅も終わりになると、これが悲しい。

鬼池港の近くまで来ると、船が見えてきた。
あれがフェリーなのだろうか？
いまフェリーに乗れれば、まだ頑張れば何とかなる時間だ。



って、フェリー乗り場に着くと、さっきまでいた船がいない。
あれ？

島鉄フェリーは、３分前に出船してしまっていた。
次の船は、１時間後だ。

我が事終わりぬ…(^.^;

こんなことなら、天草でもう少しゆっくりしておけばよかったアルヨ。

フェリーの中で、携帯から博多の宿を予約。

島原側の口之津港に着く頃には、ぼちぼち薄暗くなり始める。

とりあえず雲仙を少しでも…と思って、山の方向にハンドルを切るも、「秋の日はつるべ落とし」な訳で。
あっという間に、辺りは真っ暗。
１時間以上も、真っ暗で細い山道を走り続ける。
山道がそう苦でもない私でも、何をやってるのかと、やはり悲しい。
７時を回ったので、山の中から、レンタカー屋さんに１日延滞する旨を連絡。

諫早から高速に乗って、博多のホテルに着いたのは、結局10時近くなっていた。
朝４時っくらいからだったっから、流石に死んでいた。

意地になって、とりあえず出撃しようと駅に向かう。

途中の不動産屋さんに貼られた物件を女の子２人連れで見ていたが、ワンルームで５万切ってる物件がゴロゴロ。
でも、その２人は高いねーとか言ってたりして。
やっぱこっちは物価が安い。
そして、ウチのほうは無駄に高い。

１時間半ほど天神の屋台で、まったり牛スジやら飲み食いして、ラーメンをとりあえず食べる。



しかし、それ以上何かしようってとこまでは行かず。
こんな少しの時間では、博多がどんな感じか？ってところまではとても無理だ。

終電が行っちゃったんで、タクシーでホテルまで。
中洲の辺りが良い感じ。

運転手さん曰く、博多はタクシーとホテルの空きが多くて困るらしい。
そういえば、私の宿もネットで５割近くディスカウントされていた。
どちらも、モロに景気の影響を受けそうな気はするんで、この辺りの景気もあまり良くないのだろうか？

この日も、宿に帰るなり、下着１枚で布団も掛けずに寝ていた。
う～む。

翌日、空港の搭乗口に着いたのは、離陸３分前だった。
焦ってる時に限って、カバンの中のライターが見つからない。
そういうものだ。

結論としては、九州はやはりデカい。
最初から、例えば鹿児島を捨てるとか、そういうことをやったのに、最後には全く時間が足りなかった。
今回は、音楽でいえばベスト盤みたいなものか？
そこから、気に入ったものがあれば詳しく入っていくという。

そして、私もまた一回り成長した。（+4ｋｇ）

最後に、この旅の愛車の写真を。
延滞料が３千円で済んでよかった。
しかし、まあ、結構走ったね(^^)




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タグ：天草 島鉄フェリー