自動車で。（瀬戸内の旅１） [旅行]
今年になって最初の旅に出た。
高校の時からの友人から、「松山へ行こうと思ってるんだけど、一緒に行くか？」と誘いがあり、それに何となく乗っかったのだ。
恐ろしいことに、その友人は松山まで行って何をするかといえば、釣りである。
「バカ」というか「キチ」というか、まあ、その類だ。
仕事を終え、夜の９時過ぎに迎えの車が来た。
ターボは付いてるものの、軽自動車である。
しかも、クーラーボックスや竿が満載のため、運転席側は座席を倒すことも出来ない。
先が思いやられる。
静岡から松山まで一体何時間掛かるのだろうか…
久々に夜中の高速を走ったが、やたらとトラックが多い。
ETCの割引の関係なのだろう。
ロクにスピードも出せない。といっても、こちらは軽だから出す気にもならないのだけど。
豊田JCTから伊勢湾岸自動車道へ。
急に道が空く。
セントレアまでは車で行ったことがあるのだけども、それから先は今回初めて通る。
車窓から見える名古屋港の夜景はちょっとよい感じだ。
東名阪→新名神（これも初めて使った）→名神へ。
吹田（すいた）SAでのひとコマ。
「コバラ スイタ」。
早くも「西」の洗礼を…という感じではある（笑）。
西宮から阪神高速→明石海峡大橋を渡って淡路島へ。
もう少し早い時間ならライトアップしているのかもしれないけども、丑三つ時では微かに橋みたいのが遠くに見える気はするが、よく分からない。
淡路島南PAに着いたのは５時を回ったくらいだった。
時間も時間だったし、名神高速に入った辺りから降ってきた雨も、淡路島くらいからかなり激しくなってきて（この日は東京で結構雪が降ったらしいんで、雪じゃなかった分まだマシか。）、それが疲れを倍増させる。
流石にここで１時間ほど寝る。
束の間の眠りから目を覚ますと、外は明るくなっていた。
大鳴門橋を渡り、ようやく四国に突入し徳島県へ。
四国は一昨年の秋以来。その時は、サンライズ瀬戸→レンタカーという感じだった。（興味のある方はこちらを）
鳴門北ICで高速を降りる。
もう少し天候がよければ、遊覧船に乗るなり方法はあったと思う。
「渦の道」を歩いて上から見るには、まだ１時間ちょっと待たなければならなかったんで、遠めから「うずしお」をチラ見。
雨に負け、早々に退散。
鳴門からは、そのまま国道１１号で高松まで移動。
高松市に近づくにつれ、朝の通勤ラッシュにガッツリとハマる。
流石は人口４０万の都市であるのだが、やはりほぼ徹夜の身にとっては消耗する。
JR高松駅前でお約束の讃岐饂飩を食べた後は、下道を諦め、再び高速に乗る。
松山道に入る頃には、流石に疲れがピークになっており、サービスエリアごと（＝５０キロピッチ）で休憩を取る状況。
松山まであと３０キロってところで１時間仮眠。
いつもだったらわけがない距離が、えらく遠く感じられる。
１時半頃にようやく松山へ到着。
ホテルのチェックインが３時からだったので、とりあえず道後温泉本館へ。
やっぱ温泉は、よいねぇ。
冷え切った体が暖まったよ。
「風呂は命の洗濯」だなあ。
ホテルにチェックイン後、何とか起きていて、夜になったんで松山の居酒屋へ。
カワハギのうす造り（肝醤油で。美味）やイワシ（この辺りではホータレイワシと呼ぶ）の天ぷら（これも美味かった）などを、青竹を冷やした器で飲む冷酒とともにやっていたのだが、流石に直ぐ酔って、早々に退散。
帰り際にちょっとしたお願い事をする。
２時過ぎに再び起き出して、ラーメンを食べに出る。
結局、雨はこの時間まで止まなかった。
それにしても、飲み屋さんの数が多い街だ。
人口５０万の都市だけはある。
前回（一昨年）は道後温泉に泊っただけだったんで、松山に出なかったのが悔やまれる。
好印象。
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