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路面電車で。(瀬戸内の旅2) [旅行]

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【2日目】

起き出して朝食を済ませた後、とりあえずホテルのある千舟町から松山城方面へ行ってみる。
目覚めた時には、同室の友人は既に釣り船に乗るために出て行った後だった。

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路面電車の走っている東堀端通り(国道11号)を越えてしばらくすると、「秋山兄弟生家跡」があったので寄ってみる。

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係員の方が説明してくださった際、「どこから来たのか?」と尋ねられたので、「静岡から。」だと答えたところ、その方は「この間、忍野へ行ってきた。」とおっしゃった。
それは山梨なのだけども、まあ、私が愛媛の土地の位置関係に疎いと同様に、松山の方にとっては静岡も山梨もよく分からないのだろうなあと、富士の雪解け水がとか相槌を打っておいた。

それにしても、秋山真之(さねゆき)さん直筆の「熟慮断行」という言葉、書いた人が何しろ「皇国ノ興廃此ノ一戦ニ在リ」の人だけに重みがあると同時に、私には見事に欠けた要素である。

萬翠荘(ばんすいそう)や愚陀仏庵(ぐだぶつあん)の辺りをブラブラ。
散歩にはちょうどいい感じ。

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昼食後、松山城へ登ってみる。

料金が一緒でロープウェイかリフトが選べたので、リフトを選択。
ふと目を遣ると、結構間近に鶯やらが何羽かいて、春だなあと思う。

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城内には、季節柄かこうした雛人形や達磨さんが所々置いてあった。

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三重(当初は五重であったが地盤の悪さから後に改築したらしい)のせいか、このレベルで見ると「秋より高き天守閣」とまでは少々感じられなかった。
一昨年に来た時に道後温泉の辺りで見た時は大きく感じられたんで、山の麓から天守を仰ぎ見る感じがよいのかも。
いずれにしても風情のあるお城なのは間違えない。
これからの桜の時期は、さぞよいのだろうなあ。

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再びリフトで下り、「大街道」から路面電車で「松山市駅前」へ向かう。

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正宗寺境内にある子規堂へ。

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元々「漱石」という号は子規が使っていたが、漱石が譲り受けたものらしい。

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子規は「野球」(のぼーる)と号していた(子規の幼名は升(のぼる))こともある野球バカ(ポジションはキャッチャー)だったらしい。ベースボールが野球と訳される前のことである。
「バッター」「ランナー」「フォアボール」「ストレート」「フライボール」などの外来語を「打者」「走者」「四球」「直球」「飛球」と日本語に訳したのは子規で、こうしたことや、いくつかの野球に関係した句や歌を詠み野球の普及に貢献したということで、平成14年に野球殿堂入りしている。

そういえば、この日に最初に訪問した秋山真之も子規の生涯を通じた友人だったなあと、彼らや松山時代の漱石が乗ったこともあるかもしれない坊ちゃん列車の客車(子規堂に展示されている)の中で思ったり。

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