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09山陰・山陽4(萩) [旅行]

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津和野を後にして、水田に囲まれた田舎道を萩へ向かう。
津和野郊外の素朴な光景は悪くない。(中心部も悪くはないのだけど、ちょっとそれっぽく整備されすぎの感もする。)

東萩駅構内の観光案内所で宿を確保(2食付で6千円!)し、宿のお婆さんに自転車(無料)を借りて、街中を1日うろうろ。

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萩は今回が2回目。
前回は、松下村塾や菊屋横丁(中・下級の武家屋敷が軒を連ねていた辺り。現在でも町筋はそのまま残っていて、高杉晋作や桂小五郎の生家が残っている。)くらいを車でざっとしか寄っていなかったけども、良い印象が残っていた。
今回もとりあえず菊屋横丁へ行って、茶店で地図見ながら考えていたら、ご主人から自転車で回るべきポイントを教えていただいた。

強く印象に残っているのは、旧湯川邸。
屋敷まで、鯉も多く泳いでいる藍場川沿いに自転車を走らせてる感じが悪くないし、藍場川の水を上手く屋敷に取り入れて、洗い場や風呂にしていたり。

萩城跡は自転車で入ることが出来て良かったのだけど、喫茶店のご主人は、萩城跡の脇の日本海から見る夕日もとても良いと仰っていたのだが、夕日は今回は時間が合わず断念。
ただ、何日かぶりに海を見た。本当に城のすぐ裏手は海なのだ。

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松下村塾は、前回も思ったが、本当にちっぽけな建物だ。
ただ、この小さな建物がどのような影響を持ったかと考えると、一人の人間も時には大きな力を放つことが出来るのだなあと。

ついでに近くの山へ墓参りに。

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二十一回猛士は、松陰が生涯で21回の「猛」を奮おうと付けた号。「自分は今まで三回猛を奮ったので、あと十八回猛を奮うつもりである。」と、アメリカへ出国しようとし果たせず捕まった後に、松陰は兄の梅太郎へ手紙を書いている。
「吉田」を分解すると「十一と口」、「田」を分解すると「十と口」、合せると「二十一と回」になり、名前が「寅次郎」だから「猛」っていう一種の洒落もあったらしいけども。
しかし、自分がこれまでの人生で、一体どれだけ…ということは、やはり考えてしまった(^^)

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東行(高杉晋作)は、私がとても好きな人物。
といっても、司馬遼太郎の本(「世に棲む日日」)とかでしか当然知らないのだけど。
お線香を手向けることができたので、そうさせてもらう。

宿の食事は思ったより美味しかった。(特に鯛がとても甘くてよろし。)
夕食をとりつつ、群馬から来られたという親子(息子さんは私と同年代。オヤジさんは70近く)とあれこれ話す。
群馬から浜松までずっと車で下道を使って来て、明日は長崎まで行き、最終的には親父さんの故郷である熊本まで行くのだという。
この旅もボチボチ折り返し地点。私も頑張らねば。
部屋で寝そべりながら、近くの本屋で売ってた「ヒストリエ」を読んでいたら、ビールが廻ってきてそのまま寝てしまった。
それにしても、萩はやはり良い。


【関連記事】
09山陰・山陽1(高梁・吹屋)
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09山陰・山陽3(津和野2)
09山陰・山陽4(萩)
09山陰・山陽5(小倉)
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09山陰・山陽8(石見銀山)
09山陰・山陽9(鞆の浦)
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